リラックスしながら快適な睡眠をとるために欠かせないのは、理想的な寝室環境です。寝室は、日常生活において多くの時間を過ごす場所の一つです。快眠で日々の疲れをとったり明日への活力を養ったりするためにも、ベッドルームのインテリアコーディネートにはこだわっている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、理想の寝室を作るためのインテリア選びのポイントや家具の選び方、配置のコツについて解説します。寝室の模様替えやリフォームを検討している方や、快適で落ち着く寝室の作り方に関心がある方は、ぜひ参考にしてください。
インテリアスタイルの主な種類と特徴
快適な睡眠やリラックスには、自分好みの寝室環境が欠かせません。おしゃれな空間を目指す方も、落ち着いた雰囲気を求める方も、理想の寝室を作るためのインテリア選びについて探求してみましょう。
おしゃれな寝室にするための選び方
おしゃれな寝室を作るためには、まず自分が目指すスタイルを明確にすることが重要です。実際のインテリア実例を見ながら、自分が好きなスタイルやカラーコーディネート、家具の配置をイメージしましょう。お部屋の奥行や高さ、間取り、スタイルに合わせてベッドやマットレス、テレビボードなどを選ぶことも大切です。
また、視覚や嗅覚にも配慮することで、より質の高い睡眠が期待できます。寝具のカラーコーディネートや照明の取り入れ方、アロマディフューザーを取り入れるなど、快適なリラックスタイムを過ごせるようにこだわりましょう。
たとえばナチュラルテイストのおしゃれな空間を演出するためには、天然素材でシンプルなデザインの家具や収納、観葉植物のグリーンを取り入れると効果的です。また、基本のモノトーンやホワイトを基調としたモダンな色合いも人気で、高級感や清潔感を演出できます。
落ち着ついた寝室にするための選び方
落ち着いた寝室を作るためには、自然素材で作られた家具を取り入れると効果的です。無垢材の質感を生かしたベッドや肌触りの良い掛け布団、軽くて暖かい羽毛布団、シーツ、毛布を選ぶことで、心地よい睡眠につながります。また、淡いブルーやピンク、アースカラー、ラベンダーなどのリラックス効果が高い色を選ぶこともポイントです。パジャマやシーツ、布団カバーなどが取り入れやすいでしょう。
快眠のためには、照明の取り扱いにも注意が必要です。直接的なライトは、眠りを妨げるおそれがあるため避け、寝る前の照明は、間接的なものに変えるなど工夫をすると良いでしょう。
また、家具は少なめに、ロータイプのものを配置することで圧迫感を軽減し、リラックスしやすい空間を作ることができます。寝心地の良さや香りにもこだわり、高品質な寝具やブランケット、香りのよいアロマなどを取り入れるのもおすすめです。
寝室の家具選びや配置のポイント
理想の寝室を作るには、家具選びや配置も重要です。適切な家具の選び方や配置のポイントを知って、快適な寝室を実現しましょう。
家具を選ぶ際のポイント
寝室の家具選びにおいて、まず重要なのは部屋のサイズに合わせた選択です。部屋のスペースを考慮しながら、ローベッドやシングルベッド、ダブルベッドなどのベッドフレームを選びましょう。また、ナイトテーブルやソファ、ドレッサー、スツールなどを置く場合も、選び方次第で部屋の印象が大きく変わります。ベッド周りに配置する家具は、ロータイプのものを選ぶと、部屋が広く見えて空間に開放感が生まれます。低めの家具なら、万が一寝ているときに地震がおきても、家具が倒れてくる心配もありません。
シェルフやキャビネットに置く、テーブルランプやミラーなどのインテリア小物も、統一感を持たせるとセンス良くまとまります。家族みんなが居心地よくリラックスした雰囲気の中で過ごせるように、デザインを配慮しましょう。
家具の配置のポイント
理想の寝室を作るなら、家具の配置も重要です。動線を確保しながら、ゆとりをもたせて配置すると部屋を開放的に見せることができます。2人以上で同じベッドに寝る場合は、ベッドの両サイドに動線を作ると寝起きしやすくなります。先に1人だけ寝起きしたときでも、一緒に寝ている人をまたがずにベッドの横から乗り降りできて便利です。
ワンルームやLDKでは、スペースの有効活用がポイントになります。クローゼットや壁面収納を利用して収納スペースを確保し、開放的な空間を実現しましょう。
【寝室の広さ別】レイアウトの例
6畳の寝室のケース
ベッドサイズがセミダブルのレイアウト例
ベッドサイズがクイーンのレイアウト例
8畳の寝室のケース
ベッドサイズがワイドダブルのレイアウト例
ベッドサイズがクイーンのレイアウト例
10畳の寝室のケース
ベッドサイズがシングル2台のレイアウト例
ベッドサイズがクイーンのレイアウト例
寝室のカラーコーディネートと照明選びのコツ
理想の寝室を演出するために、カラーコーディネートと照明選びは重要なポイントです。おしゃれで快適な空間を作り出すためのコツを紹介します。
カラーコーディネートのコツ
おしゃれな空間を作り出すためには、インテリアのカラーコーディネートを、黄金比に沿った配色にすることが効果的です。黄金比とは、ベースカラーが全体の70%、メインカラーが25%、アクセントカラーが5%を占める比率のことです。
一般的に、床や壁、天井などの広い面がベースカラーに該当します。テレビ台やチェストなどの収納家具、ベッドカバー、カーテンがメインカラー、クッションカバーや小物、オブジェがアクセントカラーとなります。内装は、人気の北欧スタイルや、シックでスタイリッシュな和モダンスタイルなど、テーマを決めてから選ぶのがおすすめです。
照明選びのコツ
快適な生活空間を作るためには、照明の色や明るさをチェックしましょう。昼と夜の両方で活用できるよう、調光機能が付いた照明がおすすめです。例えば、日中に身だしなみを整えるときは明るさを強くし、服装やメイクの色見が分かりやすい環境にすることができます。
就寝前はシーリングライトの明るさを抑えたり、スタンドライトなどを活用したりしてリラックス感のある環境を心がけましょう。間接照明を活用すると落ち着きのある雰囲気が生まれ、自宅に居ながら、ホテルやモデルルームのようなラグジュアリーな空間を演出することができます。
この記事の監修

マーチャンダイザー佐久間
家具専門店・インテリア業界9年、リノベーション業界2年。スリープアドバイザー資格保有。
この記事を書いた人

暮らしのデザイン編集部
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